JBoss Enterprise BRMS

オープンソースによる唯一のビジネスルール管理と実行基盤

製品の詳細情報:  マニュアル  |  コンポーネント一覧  |  サポート構成  |  サポートポリシー/期間  |  ライセンス


企業ITに新しい柔軟性と俊敏性を加えることができる柔軟なアーキテクチャを実現

JBoss Enterprise BRMSは、完全なオープンソースで提供される唯一のJavaによるビジネスルールとポリシーを管理/実行できるソリューションです。JBoss Enterprise BRMSは、Web2.0の技術を用いた豊富なWebベースのGUIを提供しているため、ビジネスルールの作成と管理が非常に簡単な操作で実現できます。また、Pure Javaで提供されるルールエンジンは、ほとんどのJavaアプリケーションと統合でき柔軟なアーキテクチャを提供しているため、新規のシステムだけでなく既存のシステムにも簡単にビジネスルールやビジネスポリシーを管理できる機能を容易に追加することができ、企業ITに新しい柔軟性と俊敏性を加えることが可能になります。

BPMの柔軟性を高めるSOAを実現

JBoss Enterprise BRMSは、ビジネスルールやポリシー管理機能を利用することで複雑になりがちなビジネスプロセスをシンプルにすることができます。俊敏性の高さが求められるSOAは、シンプルなビジネスプロセスを柔軟に拡張できるアーキテクチャが必須です。JBoss Enterprise BRMSは、複雑で多様化するビジネスプロセスに対してビジネスルールを適用し瞬時に適用するプロセスを見つけることができます。また、JBoss Enteprise SOA Platform には、エンタープライズサービスバスであるJBoss ESB, BPMとして JBoss jBPM、ルール実行基盤として JBoss Rulesが既に完全に統合されている製品です。JBoss Enterprise BRMSと統合することで、これまで以上に柔軟性を高めるSOAを実現することが可能になります。

構成と機能

  • ルールエンジン
    • JBoss Enterprise BRMSのルールエンジンは、完全なRETEアルゴリズムを実装した高速でかつ最適化されたPure Javaのコンポーネントです。ビジネスルールは、動的に追加、変更でき、時間や条件に応じてルールを適用することも可能です。このような完全なイベントモデルにより、監査やコンプライアンス、ビジネスイベントの追跡や管理をルールエンジンで瞬時に判断することができます。

  • リッチなユーザインターフェースを提供するルールの管理と開発
    • JBoss Enterprise BRMSは、Web2.0に対応したリッチな日本語ユーザインターフェースを提供しています。そのため、ビジネスルールやポリシーの作成、変更、アクセス管理などは、ビジネスオーナでも簡単に操作可能です。また、ルール記述は、システム開発者が利用するDrools Rule Laguage (DRL)だけでなく、日本語を含む自然言語や特殊な専門用語を含んだ Domin Specific Language(DSL)で記述することが可能です。さらに、Microsoft ExcelやOpen Office などのスプレッドシートを活用したディシジョンテーブルでルールを表記することも可能です。ルール開発は、JBoss Developer Studio を利用することでルールのデバッグやエラー報告、RETEビューによるルール構造を効率的に把握できるため、ルール開発の生産性は非常に高くなります。


  • ルールリポジトリ
    • JBoss Enterprise BRMSは、ビジネスルールの世代管理可能なルールリポジトリを提供しています。ルールリポジトリは、過去のルール定義だけでなくルールへのアクセス権、グループ管理など強力な機能を提供しているため、安全なルール管理が可能です。

JBoss Enterprise BRMS の適用領域

JBoss Enterprise BRMSが適用可能な領域は、様々です。企業の業務アプリケーションは、日々その柔軟性と俊敏性が追求されています。企業のビジネスルールと業務アプリケーションの関係を柔軟に結合できるビジネスルール統合基盤は、今後のIT戦略として非常に重要です。JBoss Enterprise BRMSは、以下のような適用が考えられます。

  • 複雑なビジネスプロセスは、シンプルなコンポーネント化に分解しビジネスルールで適用ルールを柔軟に統合できます
  • SOAによるシステムの粗結合を動的に実現し、かつ、シンプルにすることが可能です。
  • 様々なリソース(人の配置、配送会社の配車割り当て、コンピュータリソースの割り当てなど)の最適な割り当てを瞬時に導き出すことが可能です。
  • 例えば、PCの型番に対応したメモリ、ディスク、モニタ、それぞれの組み合わせパターンの抽出やキャンペーン価格の適用など販売製品の最適な組み合わせと価格を柔軟導き出すシステムのビジネスルールを簡単にシステム化できます。
  • インターネットトレーディングにおける価格設定条件にさまざまなビジネスルールを適用できるため、柔軟なシステム構築が可能です。
  • 保険料金、支払い金額の算出、プレミアムカスタマーの抽出などこれまで複雑な仕組みをシンプルに実現できます。
  • ネットワークやシステムなどの各種アクセスログなどを適宜モニタリングし、アクセスパターンルールにより不正アクセス、不安定なシステム状況を事前に検知するようなシステムに応用できます。
  • 複雑な条件でシステムの認可/認証を許可しなければならない条件を簡単にルール化できます。
  • 空調制御など制御機器をセンサーの状態に合わせて制御するためのJBoss Enterprise BRMSを1つのルールエンジンシステムとして利用できます。

メリット

JBoss Enterprise BRMSは、強力なビジネスルールの管理と統合基盤を提供するだけでなく、柔軟なアーキテクチャを提供しているため、次のようなメリットがあります。

  • 既存のシステムにJBoss Enterprise BRMSを統合できます
    • JBoss Enterprise BRMSのルールエンジンは、Java のライブラリで提供されます。そのため、既存のJavaベースのシステム(Tomcat, JBoss EAP, 他のアプリケーションサーバなどのアプリケーションサーバ、スタンドアロンJavaアプリケーションなど)に統合できます。これにより、既存システムの拡張機能としてルールエンジンの仕組みを利用することができるようになります。

  • シンプルで拡張性が高く、かつ俊敏性のあるアプリケーションアーキテクチャを実現することが可能です
    • JBoss Enterprise BRMSは、ビジネスルールとルールが適用された場合の実行アクションを完全に切り離すことが可能です。通常、アプリケーションロジックに組み込まれがちなビジネスルールは、JBoss Enterprise BRMSによってビジネスルールのみを切り出すことができるため、実装する業務アプリケーションのアーキテクチャが非常にシンプルになります。また、新たなルールが追加された場合もシステムへの変更も最小限にすることが可能です。JBoss Enterprise BRMSは、システムアーキテクチャをシンプルにするだけでなく、容易な拡張性に対応できる俊敏性の高いアプリケーションアーキテクチャを実現できるため、システムメンテナンス性を格段に向上することが可能です。

  • ビジネスルールの透過性を向上
    • ビジネスルールを抽出/管理できることは、そのビジネスルールの透過性向上にもつながります。ロジックに組み込まれた状態のビジネスルールは、その変更容易性だけでなくルールとしての透過性、可読性に問題があります。JBoss Enterprise BRMSで抽出/管理されるビジネスルールは、日本語だけでなく適用ドメインの専門用語にもマッピングできるため、ビジネスアナリストや日常業務に携わる人でも容易に理解することができるようになります。

  • ビジネスルールの共有化
    • ビジネスルールを可読性高くルール管理基盤に抽出することで、これまで俗人化している隠れたビジネスルールを企業のビジネスルールとして共有化することが可能です。JBoss Enterprise BRMSを利用することで、企業のビジネスルールやナレッジを集中化することができます。

  • 再利用可能なサービスをインテリジェントに利用できるSOA環境の実現
    • ビジネスルールを利用することでSOA環境で利用されるサービス統合をインテリジェントすることが可能です。SOA環境では、ビジネス条件に応じて柔軟なサービス選択が必要になります。これまでのSOA環境では、SOA基盤にプログラム化された条件制御によるサービス抽出が主流だったため、サービスの追加、変更、抽出条件の変更などに柔軟に対応できませんでした。JBoss Enterprise SOA Platform は、JBoss Enterprise BRMSに組み込まれているルールエンジンを保有しているため、SOA環境におけるサービス抽出をこれまで以上に柔軟かつインテリジェントに実現することが可能になります。