A1. はい。レッドハットは最新バージョンのRed Hat Enterprise Linux 5にサー バ仮想化の機能を統合して提供しています。これにより、ひとつのRed Hat Enterprise Linux 5のサブスクリプションで、複数の仮想マシンを使ってRed Hat Enterprise Linuxを複数同時実行できるため、ハードウェア、土地代、電気 代などのコストを削減することができます。
Red Hat Enterprise Linux 5では、Linuxカーネルに搭載された標準仮想化機能 「KVM(Kernel based Virtual Machine)」と「Xen」の2つの仮想化機能を選択し て利用することができます。KVMは「Red Hat Enterprise Virtualization」製品 群の基盤となる技術でゲストOSとしてRed Hat Enterprise Linux 5/4/3に加えて Windows 2008/2003/XPもゲストOSとして正式にサポートします。
XenではマルチOSを稼働させることができる完全仮想化(フルバーチャリゼー ション)とRed Hat Enterprise Linuxのみのサポートにてパフォーマンスに優れ る準仮想化(パラバーチャリゼーション)の2つの方式を利用可能で、完全仮想 化(フルバーチャリゼーション)ではRed Hat Enterprise Linux 5/4/3をフルサ ポートし、準仮想化(パラバーチャリゼーション)ではRed Hat Enterprise Linux 5/4をフルサポートします。
KVMもXenも、仮想マシンの物理サーバ間の移動機能(Live Migration)をサポー トしており、サーバのアップグレードや部品等の計画保守によるOSの停止時間を 減らすことができます。以前のRed Hat Enterprise Linuxのサブスクリプション を購入されているお客様はRed Hat Enterprise Linux 5にアップグレードするこ とで仮想化機能をご利用いただけます。
A2. Red Hat Enterprise Linux 5のサブスクリプションは、Red Hat Enterprise LinuxのゲストOSとしての利用を認めており追加費用を必要としません。Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platformであれば無制限、Red Hat Enterprise Linux 5では最大4つのRed Hat Enterprise Linuxを仮想マシン上のゲストOSとして追加費用なしで実行することができます。
なお、Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced PlatformではゲストOSとして下位製品のRed Hat Enterprise Linux 5と旧バージョンのESを利用可能ですが、標準版のRed Hat Enterprise Linux 5 ではゲストOSとして上位のRed Hat Enterprise Linux Advanced Platformまたは旧バージョンのASを利用することはできません。
また、Red Hat Enterprise Linuxの種類は物理サーバの実搭載CPU数やコア数とは関係なく、利用可能なソケット(最大)の数に応じて、3基以上のソケット数のサーバであれば Red Hat Enterprise Linux Advanced Platformをご購入いただく必要があります。Red Hat Enterprise Linuxの仮想マシンで利用するISVのアプrケーションソフトウェアのライセンスポリシーおよび費用についてはソフトウェアベンダー各社にお問い合わせください。
A3. Red Hat Enterprise Linux 5のKVM上ではWindows 2008/2003/XPを正式にサ ポートします。Xenでは完全仮想化(フルバーチャリゼーション)のモードで、 WindowsとSolarisをベストエフォートでサポートします。Xenの準仮想化(パラ バーチャリゼーション)のモードでは、WindowsとSolarisは利用できないこと と、完全仮想化の場合においてもレッドハットでWindowsと SolarisのOSとアプ リケーションに起因する問題判別ができない場合がありますことにご留意くださ い。また、Red Hat Enterprise Linux 5の仮想化機能でWindowsとSolarisを利用 する場合のソフトウェアベンダー各社のサポート、ライセンスポリシー、費用に ついては各社にお問い合わせください。
A4. Red Hat Enterprise Linuxの仮想化機能はインテルCPUでサポートされ、KVM を利用するためには、プロセッサがIntel VTまたはAMD-Vの機能を備えている必 要があります。また、Xenの完全仮想化も、プロセッサがIntel VTまたはAMD-Vの 機能を備えている必要があります。Xenの準仮想化は、ホストとゲストの環境が 一致している必要があります(両方とも32ビット、または両方とも64ビット)。 その他の制約については弊社までご相談ください。
A5. 一般的に仮想化環境のパフォーマンスはオーバヘッドを伴いますが、レッド ハットのベンチマークにおいてはSAPで実マシン性能に対して最大95%、 Oracle で実マシン性能に対して最大93%を実測しており、良好な性能とスケーラビリ ティを実現可能です。仮想化環境の性能とスケーラビリティに関しては以下をご 参照ください。
http://www.jp.redhat.com/virtualization/rhev/server/performance/
A6. はい。Red Hat Enterprise LinuxはVMwareのESXとESXi、マイクロソフトの Hyper-Vでハイパーバイザ上でサポートされます。VMwareのESXとESXi、マイクロ ソフトのHyper-Vでサポート可能なRed Hat Enterprise Linuxの数に特に制限は なく、ハードウェアリソースの許す限りいくつでもRed Hat Enterprise Linuxを 実行させることができます。
詳しくは以下のサポートマトリックス(米国)をご参照ください。
https://hardware.redhat.com/list.cgi?product=Red+Hat+Hardware+Certification&quicksearch=vmware
https://hardware.redhat.com/list.cgi?product=Red+Hat+Hardware+Certification&quicksearch=hyper-v
なお、VMware/Hyper-VとRed Hat Enterprise Linuxの仮想化機能は異なるテクノ ロジであるため、互換性はありません。
A7. Red Hat Enterprise LinuxをVMwareのゲストOSとして利用する場合は、Red Hat Enterprise Linuxを実行する仮想マシン数のサブスクリプションをご購入いただくか、または、Red Hat Enterprise Linux for VMwareにより複数サブスクリプションをまとめてご購入いただけます。
仮想マシンに割り当てる仮想CPU(vCPU)が2までならRed Hat Enterprise Linux、またはRed Hat Enterprise Linux for VMwareが利用可能です。Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform、Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform for VMwareでは無制限の仮想CPU(vCPU)が利用可能です。仮想CPU(vCPU)が3以上割り当てる場合には、利用するサーバのソケット数や物理 CPU数、ソケット数に関係なく、Red Hat Enterprise Linux Advanced PlatformまたはRed Hat Enterprise Linux Advanced Platform for VMwareを選んでいただく必要があります。
A8. Red Hat Enterprise LinuxをVMwareのゲストOSとして利用する場合は、VMotion機能とは関係なく実行する仮想マシン数のサブスクリプションをご購入いただきます。例えば、1つの仮想マシンを2台のVMware物理サーバ間でVMotion 機能を利用して移動させたとしても必要なサブスクリプションは1つです。VMware HA、VMware DRS環境においてもVMotionと同様に必要なサブスクリプション数は実行する仮想マシン数です。 Red Hat Enterprise Linux for VMwareでは4、Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform for VMwareでは10のサブスクリプションを、Red Hat Enterprise Linux for VMwareを購入した任意のサーバにVMotion機能によって移動させることができます。
A9. Red Hat Enterprise LinuxはRed Hat Enterprise Linux 5、VMware、Hyper- V以外ではサポートされません。他のハイパバイザ上でRed Hat Enterprise Linuxを利用して問題が起きた場合には、同じ問題をサポートハードウェア上で 直接動作するRed Hat Enterprise Linuxで再現していただく必要があります。
A10. JBoss Enterprise Middleware製品はRed Hat Enterprise Linux、VMwareの仮想化機能と組み合わせて利用することができます。この場合、サーバのCPU数に応じたサブスクリプションをご購入いただくことで、任意の数の仮想マシン上でJBossを実行することができます。サーバのCPU数は、利用可能なソケットの数ではなく、実際に搭載されているCPU の数をカウントします(コアの数はカウントしません)。
CPU数と関係なく利用可能なソケットの数をカウントするRed Hat Enterprise Linuxとは考え方が異なる点にご留意ください。またVMotion、Live Migrationなど仮想マシンの移動機能やHAクラスタ機能を利用する場合にも、移動対象となるサーバやスタンバイサーバなどの全てのCPUをカウントします。例えば、4CPUのサーバ2台でVMotionの構成が組まれている場合は8CPUのサブスクリプションをご購入いただく必要があります。
A11. Red Hat Enterprise Linuxの仮想化環境では、Red Hat Networkモジュールをサーバ(ホスト)ごとに1つ購入するだけで、全ての仮想マシン(ゲスト)でRed Hat Networkモジュールを利用することができます。またVMwareの仮想化環境では、Red Hat Networkモジュールを仮想マシン(ゲスト)ごとに1つ購入していただく必要があります。
A12. 利用ユーザ数によって考え方が異なります。シングルユーザで複数環境を統合する場合はRed Hat Enterprise Linux DesktopとMulti-OS optionの組み合わせで、最大4つまでのDesktop/WSをゲストOS上でシングルユーザから利用することができます(CAD等のハイエンドのワークステーションアプリケーションや開発環境などではWorkstation optionを追加してください)。
複数ユーザのデスクトップ環境を統合する場合はRed Hat Enterprise LinuxあるいはRed Hat Enterprise Linux APとRed Hat Enterprise Linux Desktopの組み合わせで、最大4つまたは無制限のDesktop/WSをゲストOS上で複数ユーザから利用することができます(CAD等のハイエンドのワークステーションアプリケーションや開発環境などではWorkstation optionを追加してください)。
A13. 1つのRed Hat Enterprise Linuxの購入で、複数の仮想マシンによってRed Hat Enterprise Linuxを複数顧客に提供することはできません。
「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platformであれば無制限、Red Hat Enterprise Linux 5では最大4つのRed Hat Enterprise Linuxを仮想マシン上のゲストOSとして追加費用なしで実行できる」という範囲は、RED HATエンタープライズ契約を結んだお客様の中に限られることにご注意ください。
以下にあげる例はRED HATエンタープライズ契約の範囲を超え、サポート対象外となります。
A14. Red Hat Enterprise Linux for VMware(以下RHEL for VMware)は、Red Hat Enterprise Linuxを、VMware ESXまたはVMware ESXiの仮想化環境上で利用する場合に限定して、費用を通常より大幅に抑制することを可能にするVMware専用のサブスクリプションです。
VMware環境上でのサーバ統合のために、複数サブスクリプションをプールして必要に応じてRHEL仮想マシンを増減させたり、VMotionの機能により複数の物理サーバ間でRHEL仮想マシンを移動させることができるため、仮想化環境に最適化した管理・運用が可能になります。OSとしての機能や仕様は通常のRed Hat Enterprise Linux/Red Hat Enterprise Linux Advanced Platformと同じです。
A15. 以下の2種類のサブスクリプションがあり、要件に応じてStandardとPremiumのサポートを選択することが可能です。
Red Hat Enterprise Linux for VMware (RHEL for VMware)
A16. RHEL for VMwareを購入する前提条件は以下のようなものがあります。
A17. 基本的に1台のハードウェアにつき最低1サブスクリプションが必要です。RHEL仮想マシンを利用するVMware物理サーバ数と、必要なRHEL仮想マシン数の2つを確認することによりRHEL for VMware/RHEL AP for VMwareの購入数が決定されます。
また仮想マシンに割り当てる仮想CPU(vCPU)によってRHEL for VMware/RHEL AP for VMwareを決定します。
確認点1.VMwareシステムを構成するサーバにおいてRHELを利用する物理サーバ数(含むVMotion対象サーバ)
A18. はい。RHEL AP for VMware、RHEL for VMwareは物理ソケット、物理CPU、物理コアの数とは関係なく仮想マシンに割り当てる仮想CPU(vCPU)をカウントしますので、RHEL AP for VMwareを2ソケットのサーバで利用することもRHEL for VMwareを4ソケットのサーバで利用することも可能です。また、これにより、複数サーバ環境を2ソケット機と4ソケット機で構成することも可能です。
A19. はい。RHEL仮想マシンを実行するサーバとVMotionの対象となるサーバに最低1つのRHEL AP for VMwareまたはRHEL for VMwareのサブスクリプションが必要です。
A20. RHEL for VMwareで利用できるRHELは、RHEL for VMwareサブスクリプションを購入したサーバに自由に配置することができます。したがって、このケースにおいては、合計8つのRHELを、【サーバA に4、サーバBに4】でも【サーバAに1、サーバBに7】でも【サーバAに0、サーバBに8】でも自由に配置して利用することができます。また、 VMotion機能により仮想マシンを移動させることで配置を動的に変更することも可能です。RHEL AP for VMwareでも同様です。
A21. HA構成では通常運用で稼働するサーバで必要なRHEL仮想マシンの数だけサブスクリプションを購入いただき、待機系サーバにRHEL for VMwareを購入していただく必要ありません。
A22. はい、可能です。